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書評
隈研吾が語る空間の本質
隈研吾著 『日本の建築』 【隈研吾が語る空間の本質】 言わずもがな隈研吾氏は、現代日本を代表する建築家であり、その独特な空間構成と素材使いで世界中から注目を集めている。本書「日本の建築」は、そんな隈氏が日本の建築文化の本質を探求する一冊... -
映画紹介
映画人の魂が感じられる秀作
『哀れなるものたち』 2023年 主演 :エマ・ストーン 監督 :ヨルゴス・ランティモス 【エマ・ストーンがオスカーを獲得 ブラボー!】 第96回アカデミー賞の各賞が発表され、日本では「君たちはどう生きるか」と「ゴジラ-1.0」のダブル受賞で盛り上... -
書評
1995年を歴史として捉えられる年月が経ったのか。
速水健朗著「1995年」 1995年は、地下鉄サリン事件、阪神・淡路大震災、オウム真理教事件など日本社会に大きな衝撃を与えた出来事が相次いだ年。同時代を生きた身として察するに1995年は「戦後史の転機」として捉えることができる。その意味を多角的に考... -
書評
ちょっとグロテスクで不思議な世界へいざなってくれる7編
『本の背骨が最後に残る』 斜線堂有紀著 【冒頭は、人間が本となった小国の物語】 本作は、2016年に第23回電撃小説大賞メディアワークス文庫賞を受賞してデビューした斜線堂の最新作だ。とある書評で、「作者の名前もタイトルも変わっているな... -
書評
アフガニスタンと共に生きた医師の現場記録 『天、共に在り』 中村哲著
【医療から灌漑事業へ】 日本人にとっては物理的のみならず本当に遠い山の国、アフガニスタン。ユーラシア大陸の中央に位置し、年間の降水量は日本の5~10分の1だ。昔から「民族の十字路」と呼ばれてきたように多様な民族で構成され、地縁と血縁を尊...
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